News:ニュース速報 | 2002年5月14日 08:08 PM 更新 |
大阪ガスは5月14日、アモルファス構造の側壁で構成したカーボンナノチューブの開発に世界で初めて成功したと発表した。従来のグラファイト製と比べ水素吸蔵性に優れており、高性能な燃料電池の実用化に弾みがつくとしている。
新開発のアモルファスカーボンナノチューブは、比表面積は1000平方メートル/グラムとグラファイト製の200〜300平方メートル/グラムと比べ大幅に上回る。また水素吸蔵性能の3重量%とグラファイト製に比べ大幅に優れているという。また特殊な側壁構造から、グラファイト製にはなかった特性の発見も期待できるとしている。
フッ素系樹脂を原料とし、触媒を使って800度程度に加熱するだけの簡単な方法で合成でき、低コストで量産が可能という。
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