News:ニュース速報 | 2002年5月22日 04:25 PM 更新 |
オリンパス光学工業は5月22日、HDTVの4倍に相当する800万画素デジタル動画カメラの試作機を開発したと発表した。デジタル映画分野や医療分野などへの活用を目指す。
200万画素プログレッシブCCD(原色フィルター)と4板撮像方式、新開発の高速画像処理エンジンを採用。水平3840×垂直2064ピクセル、毎秒30フレームの高精細動画撮影を可能にした。解像度は水平/垂直とも1600本に達する。開発には日本放送協会(NHK)が協力した。
画像は大容量HDDレコーダーに記録。映像出力はMotion JPEGに圧縮、HDDアレイにダイレクト記録を行い、最大約60分の記録が可能という。
オリンパスによると、35mm映画フィルムに匹敵する約800万画素、毎秒30フレームのリアルタイム撮影を実用化レベルで実現したのは世界初。撮影から記録、配信まで一貫してデジタル化するデジタル映画分野や、美術品や資料を高品質な映像で記録するアーカイブ分野、リアルタイムに高精細な映像が必要なライブ中継や医療・教育分野への活用が期待できるとしている。
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.