News:ニュース速報 | 2002年5月22日 08:26 PM 更新 |
凸版印刷は5月22日、半導体製造に活用される電子ビーム(EB)を応用した偽造防止ホログラム「EBスーパーホログラム」を開発したと発表した。専用の検証器を使用すると、ホログラム中に隠しておいた目視では見えなかった画像が浮かび上がる。目視と検証器の2重チェックにより高度なセキュリティを確保できるという。
EBを活用したホログラム技術「クリスタグラム」の新技術。従来、ホログラムに記録できる隠ぺい画像を1つに限られ、検証器を当てる場所などや目視画像のデザインにも制約があった。新技術は、連続した柄や複数画像にも対応する上、ホログラム中の任意の場所に記録できるのが特徴だ。「クリスタグラム」の特徴である細かな虹色のデザインも損なわない。商品券や証券類に使用されることが多いストライプタイプのホログラムにも対応できる。
価格は従来品と同程度で、10万枚受注の場合で1枚当たり10〜12円。今月から販売を開始し、初年度1億円、3年後に2億5000万円の売上を見込んでいる。
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