News:ニュース速報 2002年5月30日 08:52 AM 更新

Exchange 2000にサービス拒否攻撃につながる問題点。MSが修正


 米Microsoftは29日、電子メールサーバソフトに「重大な」問題点が見つかったとし、新たなセキュリティ警報(MS02-025)をサイトに掲載した。修正プログラムは発行済み。

 報告によると、同社の「Exchange 2000」は、電子メール属性に誤りを含んだメールの処理の仕方に問題があり、この結果、メールサーバへのサービス拒否攻撃を招く恐れがある。Exchange 2000は、特殊な細工が施された属性に誤りのあるメールを受け取ると、Exchange Storeサービスがメッセージ処理に利用可能なCPUの能力を100%使い切ってしまい、他のメールを処理できない状態に陥ることがあり得る。攻撃の影響は、Storeサービスが問題のあるメールを処理しようとし続ける限り続く。サービスをリスタートしても、サーバを立ち上げ直しても、攻撃への対処にはならないという。

 この問題点をMicrosoftは「重大」と表現しているが、こうしたメール攻撃を仕掛けるにはサーバへのダイレクトな接続が必要で、またメールに手作業で細工を施す必要があるとのことだ。→詳細記事

関連リンク
▼ 米Microsoft Security Bulletin MS02-025

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