News:ニュース速報 2002年5月31日 08:49 AM 更新

Palm、3〜5月期の業績予測を下方修正

市場環境の悪化から、Palmの3〜5月は赤字になる見通し。売上高予想も数千万ドル引き下げられた

 PDA最大手のPalmは30日、同社第4四半期(3〜5月)の業績予測を下方修正した。売上高は、これまで2億9000万〜3億ドルとされていたが、現時点で2億3000万ドル程度にとどまる見通し。また損益トントンの予測を達成できそうにないという。

 同社会長兼CEOのEric Benhamou氏は、「春の需要が予測ほど伸びなかった。市場情勢は前年同期、あるいはここ何カ月かと比べて、むしろ悪化した。当社はいまだにこの分野の長期的な伸びを楽観視しているが、今四半期(5月31日締め)の業績予測を達成できないのは残念だ」と述べている。

 その一方で同氏は、「市場環境は悪いがPalmの経営状況は改善されている。利益率の改善、優れたコスト管理、良好なキャッシュ状況を報告できるだろう」としている。

 また同氏は「ハード事業とOS事業の分離」「エンタープライズ戦略強化」「Palm OSのARMプロセッサへの移行」という、2002年の3大経営目標は順調に進んでいるとしている。

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▼ Palmのプレスリリース

[ITmedia]

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