News:ニュース速報 | 2002年6月25日 06:00 PM 更新 |
トレンドマイクロは6月25日、HDD内の全ファイルを削除する新種ウイルス「TROJ_DELALL.F」(デルオール)について警告した。危険度は「低」としているが、既に国内で10件以上の感染被害報告が寄せられているという。
同ウイルスを実行すると、実行中のファイルを除くローカルHDD内の全ファイルをただちに削除する。復旧にはOSの再インストールが必要だが、データの完全リカバリーは難しい。
ワーム活動は行わず、感染は主にWebサイトなどからファイルをダウンロードすることで進入する。被害を防ぐには、Webサイトから不審なファイルをダウンロードしたり、実行したりしないようにするのが基本となる。
ファイル名は「153.lzh」「マンキン.exe」「JDBGMGR.EXE」などが報告されている。特に「JDBGMGR.EXE」はデマウイルス「JDBGMGR.EXE HOAX」と同じ名前なのでだまされないよう注意が必要だ。
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