News:ニュース速報 | 2002年7月26日 05:55 PM 更新 |
日本無線はこのほど、26GHz帯無線を利用するFWA(Fixed Wireless Access:加入者無線アクセス)システムを開発したと発表した。最大23Mbpsのインターネット接続サービスを提供できる。
基地局と加入者局で構成し、ポイントツーポイントとポイント・ツー・マルチポイントの両方に対応できる。高周波回路をMMIC化(モノリシックマイクロ波IC化)。機器を小型化/低コスト化し、基地局は電柱に、加入者局はベランダに設置できる。加入者局のインタフェースは10/100BASE-TXを採用している。
加入者に均等にトラフィックを振り分けるラウンドロビン制御を採用したほか、上下回線のトラフィックを需要に応じて割り当てる「タイムスロットアサイン方式」を採用。周波数を効率的に利用できるとしている。
集合住宅向けブロードバンドサービスでは、導入コストが安く済む無線LAN型が相次いで登場している。同社は新システムについて、「無免許で運用される無線LANと異なり、電波干渉が起こらないように管理された周波数帯を利用している」とし、無線LAN型に比べ優位性があるとしている。
システムはNTTアクセスサービスシステム研究所と、機器内部のRFモジュールは新日本無線と共同開発した。
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[ITmedia]
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