News:ニュース速報 2002年8月1日 12:58 PM 更新

富士写、新メディア採用デジカメ3機種発表

新メモリカード「xD-Picture Card」を採用したデジタルカメラ第1弾となる3機種を富士が発表

 富士写真フイルムは8月1日、デジタルカメラFinePixシリーズの新製品「FinePix A202」「同A303」「同S304」を発表した。3機種ともに、一昨日に発表したデジタルカメラ用小型メモリカード「xD-Picture Card」を採用している。


xD-Picture Cardを採用したFinePix新製品

 FinePix A202は、1/2.7型正方画素原色CCDを搭載した有効200万画素の単焦点デジカメ。98.5(幅)×64.5(高さ)×40.5(奥行き)ミリ、重さ190グラム(電池含む)と軽量コンパクトボディながら、省電力設計により単3形アルカリ乾電池2本で最大撮影枚数約6500枚、連続撮影時間約330分の大量・長時間撮影を可能にした。価格は3万1000円で、9月15日から発売する。

 FinePix A303は、1/2.7型正方画素原色CCDを搭載し、有効324万画素を実現したスタイリッシュデジカメ。97(幅)×63.9(高さ)×34.3(奥行き)ミリのコンパクトボディに光学3倍ズームレンズを搭載した。重さ145グラム(本体のみ)。単3形アルカリ乾電池2本で最大撮影枚数約4400枚、連続撮影時間250分を可能にした。価格は5万円で、9月8日から発売する。

 FinePix S304は、光学6倍ズーム(35ミリカメラ換算で38-228ミリ相当)を搭載した一眼レフ型デジカメ。有効324万画素1/2.7型正方画素原色CCDを搭載する。絞り値の切り替えが可能なマニュアル機能や5種類のシーンポジション機能を搭載。レンズフード型アダプタリングを標準搭載し、別売りのテレコン/ワイドコンバージョンレンズを装着できる。バッテリは単3形アルカリ乾電池(ニッケル水素充電池)を4本使用する。価格は6万3000円で、9月中の発売を予定している。

 新製品3機種に採用されたxD-Picture Cardは、オリンパス光学工業と同社が共同開発したもの。大きさが切手より小さく、メモリカードでは最小サイズを実現。高速転送や大容量化にも対応している。


左がxD-Picture Card、右がSDメモリーカード

 同社の古森重隆社長は「今回の新製品全てにxD-Picture Cardを搭載した。新メディアは、デジカメのいっそうの小型化・大容量化を可能にし、最終的には8Gバイトまでを小さなボディに搭載できる性能を持つ。広く業界に呼びかけ、新メディアの普及促進をはかっていきたい」と語る。

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