News:ニュース速報 2002年8月5日 04:35 PM 更新

「Windows .NET Server日本語版」RC1公開

マイクロソフトは8月5日、次世代サーバOS「Windows .NET Server日本語版」RC1を公開した

 マイクロソフトは8月5日、次世代サーバOS「Windows .NET Server日本語版」RC1(Release Candidate 1)を公開した。

 米Microsoftが7月24日にリリースした「Windows .NET Server」RC1(7月29日の記事参照)の日本語版。製品版に搭載されるすべての機能を搭載する。製品版は2002年内のリリースを予定。RC1の公開でソフト・ハードメーカーは互換性検証や新製品開発を本格的に開始できるとしている。

 Windows .NET Serverは、64ビットに対応。また8ノードクラスタリングとNUMA(non-uniform memory access)をサポート。信頼性/可用性/拡張性を向上させた。.NET Frameworkをネイティブサポートしたほか、Internet Information Services 6.0を改良。XML Webサービスの開発負担を軽減した。またセキュリティ機能も強化した。

 再利用可能なオブジェクト/ビルトインサービスを提供するほか、プロセス管理・統合機能を強化。またEnterprise UDDI Servicesを組み込んだことで、Webサービスやプログラミング・リソースの検索・共有・再利用が可能になる。

 「Active Directory」によって拡張機能を提供。同機能を利用すれば、ネットワーク管理者の作業を軽減し、パフォーマンスや作業効率が向上するとしている。

 RC1の公開に合わせ、認定アプリケーションプログラム「Certified for Windows .NET Server」のロゴ取得を支援するプログラム「.NET Partner for ISV」の受付を開始した。

 ロゴ取得費用の割引プログラムを提供するほか、ハードウェアパートナーと協力し、システム検証施設を提供する。また新たに米VeriTestが日本国内にロゴ取得施設を開設。.NET Partner for ISV参加者は、同施設を利用して、Certified for Windows .NET Serverのロゴを取得できる。

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