News:ニュース速報 | 2002年8月20日 10:48 PM 更新 |
ジャストシステムとSAPジャパンは8月20日、戦略的提携を結ぶことで合意したと発表した。
ジャストシステムのテキスト分析に関する技術・ノウハウとSAPの基幹業務統合に関する技術を組み合わせ、新しいソリューションの提案を行っていく。
提携の第1弾として両社は、CRM分野での技術・販売で協力する。
両社の製品を組み合わせることで、SAPの「mySAP CRM」ソリューションで発生する膨大な顧客取引情報を同社のデータウェアハウス製品「BW」(ビジネス・インフォメーション・ウェアハウス)に蓄積、データをジャストシステムの「ConceptBase」でテキスト分析し、製品別の販売傾向や修理・保守サービスなどの実績値を定量的・定性的に把握できるようになる。
これにより、コールセンターなどに寄せられる問い合わせやクレーム情報などの顧客の声から、製品不具合の発生傾向や規則性などを発見できるとしている。また顧客の声を定性的に分析することで、定量分析では難しい不具合の理由や原因を想定できるという。
両社は今後、エンタープライズ・ポータル/PLM(プロダクト・ライフサイクル・マネジメント)分野に協業領域を拡大させるとしている。
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