News 2002年8月21日 09:15 PM 更新

新PostPet、ベンチマークソフトで盛り上がる

OpenGLを採用する「PostPet V3」。専用のベンチマークソフトを配布したところ、大きな盛り上がりをみせている

 可愛いキャラクターが特徴のメールソフト「PostPet」の最新版として、「PostPet V3」が今秋に発売される。「モモ」や「ポストマン」といった人気キャラクターや部屋、家具などが3D化されるほか、ペットの数も新たに2種類(「コモモ族」「ヤングポストマン」)が追加され、全部で10種類に。3D化されたPostPetのキャラクターたちは、ソニーコミュニケーションネットワークのWebサイトで閲覧することが可能だ。


開発中のPostPet V3の画面 (C)Copyright 1996-2002 Sony Communication Network Corporation. All rights reserved.

 現行バージョン「PostPet 2001」から大幅なバージョンアップとなるPostPet V3。モモファンならずとも、期待をしてしまうところ。実際、ソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)が今月、PostPet V3用ベンチマークソフト「PostPetMark ver. 1.0」の配布を開始したところ、早速、大きな盛り上がりを見せているのだ。

 PostPet V3は、3Dのグラフィック描画に「OpenGL」を採用している。このベンチマークソフトは「PostPet V3と同じ3D描画ルーチンを使っている」(SCN)ため、ユーザーが使用しているマシンで、どの程度のパフォーマンス(モモがサクサク動くかなど)が得られるかが分かる。また、計測結果はSCNに送信することができる。「OpenGLの動作に関しては、OSとCPUだけでは一概に規定できない部分もある。できるだけたくさんの事例を集めておきたい」(SCN)。


計測が終了すると、0〜4000程度の数値とレンダラーが表示される。2000以上であれば、「快適な動作」が予想され、399以下だと「実用としては無理があるかもしれません」とのこと。記者が使っているPCで試したところ、「98」という驚異的な数値をはじき出してしまった…… (C)Copyright 1996-2002 Sony Communication Network Corporation. All rights reserved.


ベンチマーク結果の報告は、全て自己申告制になっている

 SCNの思惑通り、ユーザーからは続々とベンチマークの結果が寄せられている。投稿は使用PCのメーカー別に分類されているが、もっとも貢献度が高いのは、やはりMacユーザー。8月21日(午後7時現在)で、ダントツの1274件が投稿されている(2位はソニーで784件)。

 だが、このMacユーザーをしのぐ勢いでデータを提供しているのが、自作ユーザーたち。8月21日だけで、160件を超えるデータが寄せられている。そして、自作だけあって、ハードウェアのスペックは非常に高い(ベンチマークの結果も2000を切るものは少ない)。もしかして、PostPetのファンというわけではなく、単に、愛機のパフォーマンスを誇示するために投稿しているのかもしれないが……。

関連記事
▼ 「ポストペット」新バージョン開発スタート

関連リンク
▼ ソニーコミュニケーションネットワーク
▼ PostPet V3

[中村琢磨, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.