News:ニュース速報 | 2002年8月26日 05:17 PM 更新 |
NTTとNTTコムウエアは8月26日、無線ICタグ認証システム「Auto-ID」の開発を目指すプロジェクト「Auto-ID Center」に参加すると発表した。
Auto-IDは、バーコードに代わる無線ICタグ「ePC」を用いて製品を個体レベルで識別でき、商品一点一点に個別のコードを割り振ることができるスマートタグ認証システム。米マサチューセッツ工科大学(MIT)が中心となって開発を進めている(2000年4月の記事参照)。
無線ICタグを商品に埋め込むことで、流通の各段階で商品情報の読み取りと管理が行え、在庫管理の最適化や製品紛失の最小化など物流を大幅に効率化できるという。
NTTは無線ICタグの情報を管理・利用するためのネットワーク側機能の開発を行う。具体的には、無線ICタグリーダ・ネットワーク、セキュリティ・プライバシー保護機能、情報検索機能、大規模分散型データベースなどの開発を進める。
また管理サーバやデータベースなどのインフラ運用、プラットフォームの提供を行うとしている。
NTTコムウェアは、コンピュータで管理する情報と実際に流通する商品との関連付けを実現するためのノウハウを蓄積。またSCM(サプライチェーンマネジメント)システムなどを開発するほか、SI事業などを展開する。
両社はAuto-IDの研究開発を進め、今年度中に国内で無線ICタグの実証実験を行うとしている。
[ITmedia]
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