News:ニュース速報 | 2002年8月30日 07:33 PM 更新 |
ADSLサービス「Yahoo!BB」を運営するビー・ビー・テクノロジー(BBT)は8月30日、社団法人・情報通信技術委員会(TTC)に対して提出した動議に基づき、Annex A.exを“標準外”とする分類案などが再検討されることになったとの認識を発表した。
BBTは8月19日、TTCに対し(1)Yahoo!BBの12Mbpsサービスが採用しているAnnex A.exを不当に“標準外”とする新分類案の破棄、(2)DSLのスペクトル管理について定めたTTC標準「JJ-100.01」の廃止、(3)TTCサブワーキンググループへの中立な学識経験者の選任──を求める動議を提出していた(ブロードバンドの記事参照)。
TTCの第4部門委員会第6専門委員会は29日、会合を開いて動議について話し合った。BBTは、動議が要求した内容について「TTCの理解はえられた」とし、動議に基づき各要求について再検討が行われるとの認識を示した。
30日、都内で会見したBBTの孫正義社長は「われわれの主張が理解され、うれしく思う。ドラフト(新分類案)はいったん取り下げになったと認識している。これで12Mbpsサービスを継続して提供していける」とTTCの議論の結果を評価した。
BBTが「営業を妨害された」としてイー・アクセスCTOの小畑至弘取締役を相手取って損害賠償を求めた訴訟(ブロードバンドの記事参照)については、「これとは別の問題」(孫社長)としている。
[ITmedia]
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