News:ニュース速報 2002年8月30日 07:34 PM 更新

ロッカーでネットショッピング 沖が開発

沖電気工業は8月30日、ECサイトの商品発注と受け取り、代金決済ができる宅配ロッカーシステム「Webロッカー」を9月に発売すると発表した

 沖電気工業は8月30日、ECサイトの商品発注と受け取り、代金決済ができる宅配ロッカーシステム「Webロッカー」を9月に発売すると発表した。マンションや駅などに設置すれば、商品の代金支払いや受け取りが24時間受け取れるようになる。


 「Webロッカー」は、ユーザーがネット注文した商品の受け取りや、現像・焼き増し写真の受け取り、宅配便の受発注が行えるロッカーシステム。

 決済機能を備え、ロッカーに設置されたタッチパネル端末で商品の代金決済が行える。決済はクレジットカードと口座振替に対応する。またロッカーに備え付けられた端末からインターネットに接続することもでき、ECサイトに直接商品の注文も行える。

 発注・決済機能を一体化したことで、新たにショッピングモール/決済/監視システムを構築する必要がない。このため、鉄道会社やマンション事業者が委託手数料を収入源としたロッカー事業を簡単に展開できるとしている。

 東武鉄道と東部ランドシステムがWebロッカーを利用した試験サービスを、11月から東武東上線ふじみ野駅(埼玉県富士見市)で開始する予定。

 価格は350万円から。11月に出荷を始め、初年度に売上1億円、2005年度に50億円を見込んでいる。

 システムは四次元ポートとクリナップと共同で開発。四次元ポートが電子決済システムを、クリナップがロッカーの開発・製造・監視システムを担当した。


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