News 2002年9月2日 08:26 PM 更新

News Weekly Access Top10(2002年8月25日―8月31日)世にも恐ろしいパソコンの話

この世には、開けるたびに悲鳴を上げるノートパソコンがある

News Weekly Top10
1位 Netscape 7.0、正式リリース
2位 アカデミック版Office XPは学生だけのものではない?
3位 価格競争激化でPCの“MS Office離れ”が進む?
4位 ゲーム業界の新たな冒険が始まる
5位 HDD価格――値上がりの真相
6位 “静かさ”は高性能の証し
7位 Mac OS X 10.2を買うべき理由
8位 専門家がハッキング実演。スウェーデンの銀行システムに侵入
9位 青色レーザーDVD規格も、業界分断の可能性?
10位 プライバシー強化のWindows Media Player 9

Weekly Top10 先週のWeekly Top10で気になった記事は、6位にランクインした「“静かさ”は高性能の証」という記事。PCをうるさくしている元凶は、空冷ファンやHDDである。記事では、PCメーカーやHDDメーカーが、いかにして、これら構成部品の騒音レベルを引下げようとしているのか、その取り組みについて触れられている。

 だが、この記事には1つ、大事な視点が抜け落ちていると言わざるを得ない。それは、“きょう体自体”の静粛性である。

 これだけでは、何のことやらサッパリだろう。「うるさいきょう体があるのか!?」と疑問に思ったはず。それが、存在するのだ。世の中には、とってもうるさいヤツが。記者の愛機、「iBook」である。

 いつの日からか、iBookのディスプレイを開こうとすると、「グギギギギ」という不穏な音がするようになった。開け方によっては、「ゴキキキ」だったり、「グギィー」だったりもする(音が聞かせられないのが残念だ)。イメージで言えば、立て付けの悪いドアをこじ開けるのに似ているのではないだろうか。

 悲惨なのは、記者会見場で使ったとき。企業のプレゼンテーションを邪魔しないように、音をたてないように、やさしく開いたつもりでも、そういう時に限って、かつて聞いたことのないほど豪快で不快な音が出たりする。周囲から白い目を向けられてしまった記者は、「いやー、こいつなんかうるさいんですよね。エヘへ」と謎のコメントでごまかすしかない。

 だが、うるさいだけなら、100歩譲って許すとしよう。まあ、愛嬌だと思えば可愛いものだ。ところが、毎日、こんな“悲鳴”を聞かされると、精神的にもまいってしまう。想像してもらいたい。開けるたびに、「そのうち、ヒンジがポッキリいってしまうんじゃ……」と不安になる気持ちを。早く、「5-56」でも注さなきゃ。

[中村琢磨, ITmedia]

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