News | 2002年9月11日 09:30 PM 更新 |
Intel Mobile Platforms Group副社長のAnand Chandrasekher氏は、革新的なモバイルPCの開発を促すため、プラットフォームのデザインガイドを含む情報を提供し、業界全体で新しいモバイルPCの設計を推し進める「Mobile Internet PC Concept Platform」というイニシアティブを進めていくと話した。
モバイルPCのあるべき姿、方向性をIntelが示すことで、Baniasシステムの品質を底上げするのが狙いと考えられる。これはデスクトップPCである程度の成功を収めたモデルを、そのままモバイルPCにも持ち込んだものだ。
このうち、Intelから提供される情報をまとめた「Mobile Platform Vision Guide」には、ユーザーがどのようなモバイルPCを求めているかや、必要となるシステムの機能やデザイン要素、さらには実際の設計を行う際、各機能をどのように実装するのが理想的かなど、モバイルPCの設計に関連した幅広い情報が記されているという。
またバッテリ持続時間を延長するためのイニシアティブも同Platformの中で行う。最初のBanias搭載製品は、8時間程度のバッテリ持続時間をターゲットに開発が行われているという。
来年発売されるBaniasシステムのためのガイドはこのIDFで配布された。来年前半のBaniasのローンチや来年後半のBaniasのファミリ化(低電圧版、超低電圧版)の時、製品としてわれわれの目の前に登場する予定だ。
活動は今回のIDF後も継続し、2003年の前半は2004年発売のモバイルPCのコンセプト設計を行い、2003年後半までにMobile Platform Vision Guideを発行。その後、2004年コンセプトモデルのリファレンスデザインを開発してベンダーに提供し、2004年のプラットフォームローンチを行うという手順だ。
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