News:ニュース速報 | 2002年9月26日 10:46 AM 更新 |
米J.D. Power and Associatesは9月25日、米国内27の主要市場で実施した携帯電話利用状況調査の結果を発表した。
同社はこれら市場の1万7659世代から調査の回答を得ているが、今回の調査では、これら世帯の56%に携帯電話サービスが浸透していることが分かった。この割合は1995年との比較で101%増であり、これまでの期間の年平均伸び率は11%。しかし2001年から2002年への伸びは7.6%にとどまっており、また、まだ携帯電話を使っていない人のうち今後1年以内に加入の予定だと答えた人も5.8%にとどまっている。
同社では、携帯電話の利用にかかるコストは1995年の56セント/分から現在は11セント/分に下がったにもかかわらず新規加入者の獲得は難しくなっており、携帯電話サービス会社にとっては、既存の加入者を満足させ、他社サービスに乗り換えられないようにすることがますます重要になっていると結論付けている。
同社の調べでは、サービスへの満足度の高い顧客は、そうでない顧客より、同じキャリアにとどまる可能性が56%高い。そして2002年に最も顧客満足度の高い米携帯キャリアはAT&T Wirelessだとしている。
AT&T Wirelessは、今回の調査対象の27市場のうち24の市場でサービスを展開しているが、15の市場で総合顧客満足度のトップに立っている。
ほか、Verizon Wirelessが9市場で、Cingular Wirelessは3市場で、T-Mobileは2市場で総合顧客満足度が第1位にランキングされた。
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[ITmedia]
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