News:ニュース速報 2002年9月26日 09:19 PM 更新

タブレット?ノート?デスクトップ?なCrusoeマシンが発売に

タブレット型、ノート型、デスクトップ型の3形態で使用可能なPCが日本に上陸する

 タブレット型、ノート型、デスクトップ型の3形態で使用可能なPCが日本に上陸する。ペースブレードジャパンは9月27日、“3 in 1 PC”こと「PaceBook」の販売を始める。


一見するとタブレット型PCだが…

 PaceBookは米PaceBlade Technologyが開発した。外見は液晶ディスプレイ一体のタブレット型PC。そのままでも筆圧感知機能つきペンを使った操作が可能だが、外部キーボードを装着すればノートPCに、本体をスタンドで固定すればデスクトップPCにもなる。


ノートにも


デスクトップにもなります

 「CEBIT2001」ベストニューハードウェア賞を受賞するなど、発表以来そのコンセプトが注目を集めた。既に英語版は欧米で発売されている。国内では7月に日本法人を設立、コンシューマ向けの販売に乗り出した。

 CPUはCrusoe TM5600/600MHzを採用し、内蔵リチウムイオン充電池で最大5時間の連続駆動が可能としている。メモリは標準で128Mバイト、内蔵HDDは20Gバイト。液晶ディスプレイは12.1型TFT。1024×768ピクセル表示に対応し、縦画面での使用も可能だ。

 PCカードスロットとUSB×2ポート、IEEE 1394ポート×1ポートとモデム、10/100BASE-TXポートも備えている。OSはWindows XP Home Edition。サイズは330(幅)×247(奥行き)×29(厚さ)ミリ、重さ約1.8キロ。

 価格はオープン。実売予想価格は、本体と専用ワイヤレスキーボード、専用ケースのセットで26万円から。東京・秋葉原の「T-ZONE.AKIBA PLACE」店頭と同社直販サイトで予約販売を受け付ける。また企業向けにはラオックスなどが販売する。

 マイクロソフトのTablet PCが11月に発表される予定だが、PaceBookはひと足先にハードウェアコンセプトを実現した製品だ。Windows XP Tablet PC Editionと電磁誘導式デジタイザを搭載した製品の発売も計画している。

関連リンク
▼ ペースブレードジャパン
▼ PaceBlade Technology

[ITmedia]

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