News:ニュース速報 | 2002年10月2日 09:06 PM 更新 |
トレンドマイクロは10月2日、新種ワーム「WORM_OPASOFT.A」の国内感染被害が相次いでいると警告した。危険度は5段階で2番目に高い「VAC-2」。無償駆除ツールも公開した。
同ワームは情報漏えいにつながるクラック機能を持つのが特徴。まず感染すると、自身のコピー「SCRSVR.EXE」を共有CドライブのWindowsディレクトリに作成。「WIN.INI」内の「RUN=」項目にも「SCRSVR.EXE」を追加し、次回起動時に自動実行されるよう設定する。
さらにネットワーク上を検索し、アクセス可能な全コンピュータとドメイン名を収集。あらかじめ設定されたクラッカーサイトに送信する。同サイトから何らかのファイルをダウンロードして実行する活動も行う。
現状ではクラッカーサイトは稼働していないが、今後活動が行われる可能性があるため注意が必要としている。
同社によると、国内では10月2日午前11時の時点で企業ユーザーを中心に65件の感染被害報告が寄せられている。対策として、アンチウイルスソフトの定義ファイルと検索エンジンを最新版に更新するほか、ネットワークを見直し不要な共有設定を外すよう呼び掛けている。
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