News:ニュース速報 | 2002年10月7日 05:46 PM 更新 |
情報処理振興事業協会(IPA)セキュリティセンターは10月7日、9月分のコンピュータウイルス届出状況をまとめた。猛威をふるっていた「Klez」の届出件数が減少して1000件を割り込んだものの、「まん延している状況はは続いている」として引き続き警戒を呼び掛けている。
トップのKlezは5カ月連続で1000件を超えていたが、9月は727件に減った。全体の届出件数も1193件と今年最も少なかった。
ただ7割近くがKlezで占められており、「油断は禁物」(IPA)。9月は目立った新種ウイルスが発見されなかった分、「今こそウイルス対策の再点検を」としてアンチウイルスソフトの定義ファイルの更新や、OS・ソフトのバージョンアップといった基礎対策を確実に行うよう勧めている。
10月に入り、Klezと同様にセキュリティホールを悪用した感染力の高いウイルス「Bugbear」が被害を広げている。「ウイルス対策は先手必勝」(IPA)なのは間違いない。
[ITmedia]
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