News:ニュース速報 | 2002年10月15日 05:03 PM 更新 |
IT専門調査会社のIDC Japanは10月15日、今年上半期(1−6月)の国内PC市場出荷実績をまとめた。前年同期比ではマイナスだったが、下半期はプラス成長に転じると見ている。
上半期の出荷台数は680万4510台で前年同期比15.1%減った。ただ「年初ではマイナス17.0%と予測していた。前年同期の出荷台数が過去最高だったため落差が目立つが、市況は確実に回復に向かっている」という。
コンシューマ市場では2001年末のWindows XP搭載PC発売をきっかけに回復傾向に。ただ値上げやサッカーのワールドカップ開催などで足踏みも見られた。一方で法人市場は今年に入って落ち込みが激しい。ただ「既存システムのリプレースを先延ばしにするにも限界がある」として特に来年以降、企業向け需要が活発化するとの見通しを示している。
下半期の国内PC市場は前年同期比4.7%増と予測。Tablet PCの発売なども予定されており、特にコンシューマ向け(同10.4%増の予測)が全体をけん引すると見ている。
メーカー別シェアは、NEC(22.6%)、富士通(19.4%)、ソニー(12.6%)、東芝(7.0%)、デルコンピュータ(6.6%)の順だった。
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