News:ニュース速報 2002年10月29日 05:20 PM 更新

エプソン、デジカメ用半透過型液晶を開発

セイコーエプソンは、デジタルカメラ向け半透過型液晶ディスプレイを業界で初めて開発したと発表した。屋外での視認性が向上している

 セイコーエプソンは10月29日、デジタルカメラ向け半透過型液晶ディスプレイを業界で初めて開発したと発表した。屋外での視認性が向上している。


 開発したのは、デジタルカメラ向け1.6型D-TFD半透過型カラー液晶。460×240ピクセル/26万2144色表示に対応する。携帯電話で実績がある半透過液晶技術を業界で初めてデジタルカメラ向け液晶に導入した。外光環境によらず視認性が向上し、特に従来はほとんど見えなかった真夏の海辺などでも視認できるという。

 透過率を従来の7%から10%に改善することで輝度が180カンデラ/平方メートルから250カンデラ平方メートルに向上。電池寿命を長くするためバックライト消費電力を200ミリワットから150ミリワットに低減した。小型・薄型バックライトモジュールの採用が可能で、デジタルカメラ本体のスリム化が実現できる。

 新製品は10月30日−11月1日に開かれる「LCD/PDP International 2002」(パシフィコ横浜)で展示する。

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