News:ニュース速報 2002年11月8日 07:01 PM 更新

大日本印刷など、超小型指紋認証モジュールを開発

大日本印刷と同社子会社のディー・ティー・サーキットテクノロジーは、従来比半分以下の超小型指紋認証モジュールを開発、11月末からサンプル出荷を始めると発表した

 大日本印刷と同社子会社のディー・ティー・サーキットテクノロジー(DTCT)は11月8日、従来比半分以下の超小型指紋認証モジュールを開発、11月末からサンプル出荷を始めると発表した。


 プリント基板上にプロセッサとメモリ、指紋センサーを実装したモジュール。DTCTのビルドアップ配線基板技術「B2it」を活用し、30×40×5ミリの基板サイズを実現し、サイズを従来比で2分の1から4分の1に抑えた。モジュールにプロセッサやソフトを組み込んでいるため単体動作が可能で、扉などマイコンを備えていない機器にも組み込める。

 2003年3月から量産を始める。2003年度に15万セットの販売を目標にしている。

 DTCTは大日本印刷と東芝が合弁で設立。コア基板上に薄い絶縁層と導体層を積み上げ、層間を極小径のビアで接続し配線を形成するビルドアップ配線基板技術を核に、6月には世界最小のMPEG-4コーデックモジュールを開発。新製品は第2弾となる。

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