News:ニュース速報 | 2002年11月12日 08:51 AM 更新 |
MicrosoftとSamsung Semiconductorは米国で11月11日、Pocket PCベースのPDAの開発にかかるコストと時間を大幅に軽減するという新たなPocket PC用コンセプトデザインを発表した。
この設計仕様には、ARM9をベースにしたSamsungのS3C2410アプリケーションプロセッサが採用されている。ディスプレイはグレースケールもしくはカラーの3.5型で解像度はQVGA(240×320ピクセル)。SamsungのアプリケーションプロセッサはNAND型フラッシュメモリを採用し、一連の周辺機能を含む。マルチメディア対応のためMMC、SD、SDIO拡張カードをサポートする。グレースケール版で重量わずか2.9オンス(82グラム)、サイズ4.1×2.8インチ(104×71ミリ)の「超小型PDA」のための新標準を築く設計だとしている。
米国ではPocket PC陣営が市場拡大のための低価格化を進めつつある。先にディスプレイメーカーのViewSonicが299ドルのPocket PCを発表(10月1日の記事参照)、Dell Computerは間もなくリベート後199ドルのPocket PCを正式発表する見通し(11月11日の記事参照)。Hewlett-Packardも、年末商戦に向けたiPAQ新モデルで価格帯200−400ドルの市場を狙うとしている(10月3日の記事参照)。→詳細記事
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