News:ニュース速報 | 2002年11月19日 07:14 PM 更新 |
日立製作所は11月19日、同社の非接触ICチップ「ミューチップ」が、2005年に愛知県で開かれる日本国際博覧会の入場券に採用されたと発表した。超小型チップをチケットに埋め込むことで偽造を防ぐ。
ミューチップは0.4ミリ角と世界最小の非接触型ICチップ。製造工程で128ビットのデータを書き込むROMのため書き換えが不可能で、高い真正性が確保できる。
鋼材流通の管理タグなどに利用されているが、紙に埋め込む応用例は初めて。入場券1枚1枚にユニークIDを付与することができ、入場券の偽造防止や券種識別が可能になる。また来場者がネット経由でパビリオン入場予約を行うこともできる。
日本国際博覧会「愛・地球博」は2005年3月25日から同9月25日まで、瀬戸市と長久手町、豊田市で開かれる。日立グループも出展する。
[ITmedia]
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