News:ニュース速報 2002年11月20日 07:33 PM 更新

ブロードバンドユーザーは3人に1人 NRI調査


 野村総合研究所(NRI)は11月20日、情報通信機器・サービスの利用実態について調べた結果をまとめた。自宅のPCからインターネットを利用しているユーザーの4割弱がブロードバンドで接続していた。

 1997年3月から半年ごとに実施している定点調査の12回目で、9月に実施した。層化二段無作為抽出法で全国から15−69歳の男女2400人を選び、訪問留置方式でアンケートに答えてもらった。有効回答は1703サンプル(71.0%)だった。

 自宅や職場のPC、携帯電話などでインターネットを利用しているのは67.2%。さらに携帯電話と自宅ブロードバンドの両方でネットを利用しているユーザーは7.8%だった。同社はこの比率を「ユビキタス比率」と呼び、この1年間で約3倍に増えたとしている。

 また自宅PCによるネットユーザーのうち、37.1%と3人に1人以上がブロードバンド接続を利用していた。前年同期と比べ21.6ポイントの増加で、特にADSLが急増をけん引。これに伴い月間利用時間も、半年前の13.8時間から17.2時間に増えた。

 無料通話などで注目が集まっているIP電話は、ブロードバンドユーザーの5割が既に利用しているか利用意向を持っている。また公衆無線LANによるネット接続サービスについては利用意向は4割にとどまった。ほとんどが「無料なら」(33.9%)だった。

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