News：ニュース速報 2002年11月21日　04:31 PM 更新

日立、MMCの半分・世界最小のフラッシュ「RS-MMC」

日立製作所は、マルチメディアカードの約半分のサイズとなる世界最小のフラッシュメモリカード「リデューストサイズ マルチメディアカード」を製品化したと発表した

　日立製作所は11月21日、マルチメディアカード（MMC）の約半分のサイズとなる世界最小のフラッシュメモリカード「リデューストサイズ マルチメディアカード」（Reduced size MultiMediaCard：RS-MMC）を製品化したと発表した。16M/32M/64Mバイト品を11月25日からサンプル出荷する。


「RS-MMC」3製品と従来型MMC（右端）

　マルチメディアカードの標準化団体であるMMCA（MultiMediaCard Association）が策定した新規格に基づく初めての製品。サイズは18×24ミリ（厚さ1.4ミリ）とMMC（32×24ミリ）のほぼ半分。オリンパス光学工業と富士写真フイルムが開発した「xD-Picture Card」（20.0×25.×1.7ミリ）よりも小さい世界最小サイズだ。

　多値技術を活用したAND型フラッシュとコントローラを搭載する。機能とピン数、厚さはMMCと同じ。サードパーティ製アダプタを使用することで従来のMMCスロットでも利用できる。書き込みスピードも日立製高速版MMCと同様の1Mバイト／秒を確保した。消費電力も読み出し時28ミリアンペア、書き込み時33ミリアンペアに抑えた。

　モバイル機器向けリムーバブルメディアとしてだけではなく、増設が容易な超小型組み込み用フラッシュメモリとしての用途も見込む。2003年後半に128M/256Mバイト品を製品化する計画だ。

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