News:ニュース速報 | 2002年11月25日 05:59 PM 更新 |
NTTグループは11月25日、光ファイバーを活用したブロードバンド時代の新ビジョンを策定した。あらゆるものがブロードバンドでインタラクティブにユビキタスなネットワークで結ばれる「レゾナントコミュニケーション」の世界を想定している。
レゾナントは英語のresonante(共鳴する、響く、共振する)の形容詞形。新ビジョンでは、5年後には光ファイバーによる超高速インターネット環境が普及し、通信の本来の目的である「時間と距離の克服」が実現。個人の「可処分“知”」のグローバルな流通が可能となり、1人の人間が同時に複数の立場になれる「マルチプライズ化」が可能になるという。
シニア層や専業主婦らによる経済活動が促されるほか、教育などの地域格差も克服。またグローバルなコラボレーションの進展で新ビジネスが創造され、2007年に約64兆円の効果があると算出した。
これを支えるのが新技術がIPv6や、クライアント/サーバ型の限界を乗り越えるP2P通信システム、高度なセキュリティに守られたネットワークサービス。量子暗号や単電子デバイスなどの次世代技術を含め、新技術の実現にNTTグループの全力を挙げて取り組むとしている。
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