News:ニュース速報 | 2002年11月26日 04:52 PM 更新 |
富士通研究所と富士通コンポーネントは11月26日、光透過率が98%と高いタッチパネルを開発したと発表した。PDAのディスプレイの視認性を高められる。
一般のタッチパネルは抵抗膜方式を採用しているが、複数層で形成されているため各層を光が通過する過程で散乱し、透過率は82%程度にとどまる。コーティングを施しても86%程度までしか向上しなかった。
新型タッチパネルは、透明基板1枚で済む表面弾性波方式を採用した。同方式では弾性波を発生する圧電トランスデューサやパネル全面を走査する広い額縁部が必要となり、小型化は難しいとされてきた。新パネルは独自技術を導入してこれを克服。1.4ミリの額縁部と厚さ0.7ミリの小型化を達成した。
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