News:ニュース速報 | 2002年11月28日 10:19 AM 更新 |
米国でオンラインバンキングの利用者が急増していることが、非営利団体Pew Internet and American Life Projectの調査で明らかになった。
Pewでは米国人のインターネット利用について継続調査を行っており、今年は9月と10月に2092人を対象に調査を実施。その結果、オンラインバンキングを利用したことがあると回答したのは32%だった。2000年3月の調査では17%にとどまっており、当時と比較して164%の伸びとなった。
オンラインバンキングと並んで高い伸びが見られたのは旅行商品の購入で、今年の調査では50%が利用したことがあると回答、2000年3月の36%から90%増となっている。
また、「普通の1日」の行動で見ると、オンラインバンキングはインスタントメッセージング(IM)と同程度に普及。2000年3月の調査では、1日の中でオンラインバンキング利用者は5%だったのに対し、2002年には10%に倍増していた。一方、IMの利用者は11%。
オンラインバンキング利用の動機は利便性だけでなく、回答者の30%は節約の目的でも「非常に重要」だと回答。米国の一部銀行では書類による取引に対して課金を始め、電子請求書の利用を強く勧めている銀行も多い。また、航空会社ではオンライン利用者に特別のディスカウントを提供しているところもある。
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