News:ニュース速報 | 2002年11月28日 08:17 PM 更新 |
富士通と富士通化成、富士通研究所は11月28日、回収した使用済みPCのケースに使用されている樹脂を再利用する仕組みを開発、2002年秋冬モデルの一部に活用したと発表した。
大手材料メーカーのUMG ABSと共同で開発した。回収したPC本体ケースに使用されているABS樹脂をリサイクルし、モバイルPC「FMV-BIBLO LOOX S」に使用した。
2001年4月に改正リサイクル法が施行され、PCメーカーは法人ユーザーからの使用済みPCの回収が義務付けられた。従来の再生樹脂は、回収品の品質にばらつきがあるため強度などを維持できず、そのままでは新製品の本体に使用することができなかった。
新システムでは、回収したPCから得た樹脂と、別のリサイクル樹脂をブレンドするなどして初期材料と同等の性能を確保できた上、安定供給も可能になったとしている。
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