News 2002年12月2日 04:36 PM 更新

アイ・オー、USB2.0対応外付けMPEG-2ビデオキャプチャを発表

アイ・オー・データ機器が、USB2.0に対応した外付けハードウェアMPEG-2キャプチャボックス「GV-M2TV/USB2」を発表した。外観の変更や同梱アプリケーションの拡充など、大幅な機能強化が図られている

 アイ・オー・データ機器は12月2日、外付けのハードウェアMPEG-2キャプチャボックス「GV-M2TV/USB2」を発表した。USB2.0対応をはじめ、外観の変更や同梱アプリケーションの拡充など、大幅な機能強化が図られている。価格は4万2000円で、12月中旬から出荷を開始する。


外付けのハードウェアMPEG-2キャプチャボックス「GV-M2TV/USB2」

 GV-M2TV/USB2は、2000年12月に発表した「USB-MPG2TV」の後継機種。PCとUSBで接続し、内蔵TVチューナーや外部ビデオの入力をMPEG-2形式で録画できる。USB接続は2.0と1.1の両方に対応。USB 2.0規格の広い転送帯域を生かし、最大15Mbpsの高画質MPEG-2キャプチャを可能にした。USBロゴ取得製品間での動作を保証するUSB2.0(HI-SPEED USB)ロゴ認証を取得。「USB2.0ロゴ認証取得は、国内のTVチューナー付きキャプチャボックスでは初」(同社)。

 MPEGコーデックチップは、CONEXANT製「iTVC15」を搭載。デジタルノイズリダクション機能を装備し、リアルタイムMPEGエンコードのほかデコードも可能にした。TV(ビデオ)出力機能により、エンコード済みのMPEGファイルをTVなど大画面環境で楽しむことができる。「録画したMPEGファイルやタイムシフト機能をTVに出力できるので、簡易HDDレコーダとしても利用できる」(同社)。

 TVのライブ/タイムシフト視聴や豊富な録画機能を備えた同梱のTVソフト「mAgicTV」は、ユーザーインタフェースを見直した最新版(バージョン4)を用意。mAgicTV用のリモコンを標準で装備した。「mAgicTVで好評の番組表ウインドウは継続しながら、新バージョンではシンプル画面で直感的な操作を可能にした。起動やチャンネル変更のスピードも向上している」(同社)。


ユーザーインタフェースを見直した「mAgicTV4」

 TV番組の録画は、ADAMS-EPG+およびiEPGでの予約に対応。TV番組表から見たい番組をダブルクリックするだけで、カンタンに録画予約が行える。EPG機能をさらに強化したアプリケーション「mAgicガイド」で、録画予約だけでなく、番組検索や番組情報の表示も可能。

 同梱ソフトはmAgicTV以外にも、ビデオ編集ソフト「Ulead MediaStudio Pro 6.5 VE」、DVDライティングソフト「Ulead DVD MovieWriter 1.5 SE for mAgicTV」、DVD-RAM用録画・編集ソフト「DVD-MovieAlbum 3 for I-O DATA」、フォトレタッチソフト「日本語Ulead PhotoImpact 7 SE」、ケータイからのTV番組予約を行う「reserMail」などが添付される。

 本体サイズは、36(幅)×140(奥行き)×170(高さ)ミリで、重さは約600グラム(本体のみ)。前面にビデオ/Sビデオ/ステレオオーディオの入力端子を装備しているほか、背面にUSB2.0/1.1やアンテナ、ビデオ/Sビデオ/ステレオオーディオの出力端子を各1系統用意している。

 対応機種は、Pentium IIIもしくはCeleronの500MHz以上で、対応OSはWindows XP/2000/Me(USB1.1のみ)。なお、初回出荷の5000個に限り、同梱ビデオ編集ソフト(Ulead MediaStudio Pro 6.5 VE)のマニュアル本「MediaStudio Pro6実践講座」が添付される。

関連記事
▼ アイ・オーがUSB接続のTVチューナー&MPEG-2ビデオキャプチャボックスを発表

関連リンク
▼ アイ・オー・データ機器

[西坂真人, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.