News:ニュース速報 2002年12月11日 10:25 AM 更新

ネットショッピング、商戦開始から1週間で20億ドル

米comScoreの報告では、感謝祭翌日(11月29日)に始まったクリスマス商戦で、12月6日までにコンシューマーが費やした額は、昨年の同じ時期を34%上回った

 インターネット利用調査会社の米comScore Networksは12月10日、感謝祭翌日(11月29日)に始まったクリスマス商戦で、12月6日までに、コンシューマーがオンラインショッピングに費やした額は20億ドルに上ったとの調査結果を発表した。

 comScoreでは、5万店以上のオンラインショップで世界各国のコンシューマー150万人の実際の閲覧/購買状況を調査。12月6日までにコンシューマーが費やした額は、昨年の同じ時期を34%上回る20億ドルに上った。これは“ポスト感謝祭ウィーク”のオンラインショッピング消費額として過去最高。旅行関連の商品/サービスを除くと、消費総額は前年比38%増の14億ドル。一方、旅行商品/サービスの消費額は同24%増の5億6700万ドルだった。

 また、11月1日から12月6日までの累計オンラインショッピング売上は、前年同期から29%増加して82億ドルに達した。旅行商品を除くと前年比17%増の52億ドル、旅行商品は同58%増の30億ドル。

 comScoreのアナリストは過去のパターンから、旅行商品を除く売上の累計は、クリスマス前の週まで大幅な伸びが続くと予測している。

 11月1日からの累計で最も売上の伸びが高かったのは、家庭/ガーデン用品(72%増の3億2800万ドル)、スポーツ/フィットネス用品(67%増の1億5300万ドル)、ジュエリー/時計(66%増の1億2100万ドル)の各分野。

 comScore副社長David Adams氏は「例えばジュエリーの売上が増えていることは、スタイルや品質への懸念から実際の店舗で購入されがちだった商品も、(オンラインで)安心して買えるようになっていることを示している」と指摘している。

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▼ comScore Networksのプレスリリース

[ITmedia]

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