News:ニュース速報 2002年12月11日 07:15 PM 更新

自治体職員のIT浸透度は長野がトップ


 第一法規出版と価値総合研究所、ガートナージャパンで構成する「新電子自治体共同研究会」は12月11日、地方自治体職員のIT浸透度を調べた結果をまとめた。トップは長野県だった。

 (1)PC普及率、(2)インターネット接続率、(3)PC習熟度の3点について、全国の都道府県と市町村計3286自治体を調査し、都道府県別に集計した。

 長野県は昨年の10位からランクアップ。PC普及率は7位、ネット接続率は9位とそう高くはないが、PC習熟度が1位だった。2位以降は石川県、富山県、三重県、岡山県が続いた。

 全国平均では、PC普及率は81.9%(前年度比22.4ポイント増)、ネット接続率は55.0%(同15.4ポイント増)、PC習熟度は55.4%(同11.6ポイント増)。LAN整備率も85.3%(同15.4ポイント増)と9割に迫る勢いで、「地方自治体のIT基盤整備事業は全体的には順調に進み、仕上げの段階に差し掛かっている」(レポート)。

 ただ現在は基盤整備の段階で、申請システムや入札システムの電子化は一部自治体の取り組みにとどまった。行政サービスの電子化が本格的に進むのは2003年以降と予測している。

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