News:ニュース速報 | 2002年12月13日 09:53 AM 更新 |
携帯電話用チップメーカーTexas Instruments(TI)とSTMicroelectronicsは12月12日、携帯電話用アプリケーションプロセッサインタフェースの新標準「Open Mobile Application Processor Interfaces(OMAPI)」を共同提案した。
これは2.5Gおよび3Gの携帯電話やPDAなどの機器でマルチメディア機能を向上させるための標準で、OS用のソフトウェアインタフェースと、共通の周辺機器を定義するハードウェアインタフェースで構成される。TIはOMAPプラットフォームを推進、STはデジタルマルチメディアプロセッシングチップおよび低消費電力型のシステム・オン・チップ(SoC)技術を推進している。
新標準の詳細は2003年1−3月期中に公開の予定。両社はこの標準に準拠したアプリケーションプロセッサの開発にあたる。
OMAPI標準の利点として両社は、OSベンダーにとってはソフトAPIとデバイスドライバの統一により移植に際して再利用と共通化が期待できること、また、ソフトデベロッパーにとってはハードの共通インタフェースが提供されることで開発にかかる労力が削減できることなどを挙げている。
また、業界全体にとっても、チップ2社が共通のインタフェースを提供することで相互運用が可能になり、アプリケーションソフトの普及につながると共に、モバイルマルチメディアサービスの成長につながるとしている。
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