News:ニュース速報 2002年12月19日 09:01 AM 更新

MSとIBM、Webサービスの新仕様提案

セキュリティ分野での技術的な懸念に対応する仕様として「WS-Trust」などを提案

 MicrosoftとIBMを中心とする企業グループは12月18日、アプリケーション間や企業間で情報をセキュアに共有することを目的としたWebサービスの新標準仕様を発表した。

 新仕様はSimple Object Access Protocol(SOAP)など広範に採用されている標準を利用し、先進的なWebサービス機能の包括的なモデルを提供するための次のステップとなるもの。

 一連の新仕様は2つのグループに大別される。セキュリティ分野での技術的な懸念に対応する仕様としては、Webサービスのセキュアな相互運用のために運営および信頼できる関係の構築/評価のフレームワークを定めた「WS-Trust」、および「WS-SecureConversation」「WS-SecurityPolicy」を提案。これらはMicrosoftとIBMが共同で打ち出したロードマップ「Security in a Web Services World」に基づいている。

 また、Webサービス環境でのビジネスポリシー遂行を合理化するための仕様グループとしては、Webサービスを送受信する双方がアクセスに必要な情報を検索/発見する方法を定めた「WS-Policy」と、「WS-PolicyAttachment」「WS-PolicyAssertions」の各仕様を提案した。

 仕様策定にはMicrosoftとIBMに加え、BEA Systems、RSA Security、SAP AG、VeriSignの各社が参加している。

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