News:ニュース速報 | 2002年12月25日 02:37 PM 更新 |
三菱電機は12月24日、DVD±Rメディアへの最大16倍速書き込みに対応した高出力半導体レーザーを開発したと発表した。DVD1枚分が約3分半で書き込める。2003年6月からサンプル出荷を始める。
波長650ナノメートルの赤色半導体レーザーで、現在の4倍速用の2倍となる200ミリワット(パルス)の高出力を世界で初めて達成した。転送レートは約176Mbpsで、4.7Gバイトメディア1枚を約3分半で記録可能となる。DVD-R/RWとDVD+R/RW、DVD-RAMなど全記録型DVDに対応できる。
記録型DVDの書き込み速度高速化では、現在の最高速の4倍速から2003年には8倍速、2004年には16倍速に達すると見られている。レーザー出力は記録速度の平方根に比例するとされ、棟倍速の50ミリワットに対し8倍速には140ミリワット、16倍速には200ミリワットが必要だった。
DVDレコーダはHDD内蔵タイプを中心に年末商戦も好調。DVD再生用やCD-R/RW向け半導体レーザーが成熟・低価格化する中で書き込みDVD向け高出力レーザーは成長が期待されており、三菱電機は現在の月産100万個を2003年から同150万個に強化。さらに2004年には同200万個に拡大する計画だ。
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.