News:ニュース速報 | 2003年1月7日 10:22 AM 更新 |
メモリ設計会社の米Rambusは1月6日、ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)、東芝との間でライセンス契約を結んだと発表した。コードネーム「Yellowstone」「Redwood」と呼ばれるRambusの新しい高速インタフェースをライセンス提供する。「Cell」の今後のブロードバンドアプリケーションに、これらのインタフェース技術が活かされるとしている。Cellはソニー、東芝、IBMが共同開発しているプロセッサで、「PlayStation 3」に搭載されると見られている(8月7日の記事参照)。
Rambusによれば、Yellowstoneは現在、市場最速のDDRメモリを大きくしのぐ3.2GHzのデータレートを達成し、ロードマップでは今後さらにパフォーマンス向上の見通し。
一方Redwoodは「複数のチップ間の超高速パラレルインタフェース」とされ、最新のプロセッサバスの約10倍のデータレートを実現しながら、消費電力は低く抑えられるとしている。
SCEIの久夛良木健社長はRambusのプレスリリースの中で「Direct Rambus技術はPlayStation 2のパフォーマンスのために欠かせないものだった。Rambusは現在も今後も、超高速インタフェース技術の主要プレイヤーであり続ける。これによってわれわれはソニーグループ内で、ハイエンドシステムからデジタル家電製品に至るまで、広範にわたるアプリケーションやプラットフォームを作り出すことが可能になっている」とコメントしている。
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