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2003年1月16日　07:34 PM 更新

MP3ファイルから不正コードを実行するウイルス

トレンドマイクロは1月16日、Linux用音楽再生ソフト「mpg123」のセキュリティホールから感染する新種ウイルスを警告した

　トレンドマイクロは1月16日、Linux用音楽再生ソフト「mpg123」のセキュリティホールから感染する新種ウイルス「TROJ_JBELLZ.A」を警告した。感染報告はないが、「新しいタイプ のコンセプトウイルス」として注意を呼び掛けている。

　mpg123はLinuxとUNIXで動作するMP3再生ソフト。JBELLZはmpg123の「Version pre0.59」に存在するセキュリティホールを悪用するもので、「MP3データの中から不正コードが実行される仕組みを初めて使った不正プログラム」（トレンドマイクロ）として注目される。

　JBELLZはC言語で記述されている。「Suse Linux 8.0」「Slackware Linux 8.0」などのLinuxシステム上で動作し、RedHatなど他のディストリビューションで動作するよう修正も可能だと見られている。

関連リンク
トレンドマイクロ「TROJ_JBELLZ.A」情報
mpg123

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