News:ニュース速報 | 2003年1月22日 08:18 PM 更新 |
日本音楽著作権協会(JASRAC)と日本レコード協会(RIAJ)は1月22日、音楽ファイルへの電子透かしの埋め込みは違法コピー防止に対し有効だと発表した。
JASRACとRIAJが共同で実験を実施した。電子透かしを埋め込んだCDから楽曲をMP3化し、あるサイト(URLは非公開)上にアップロードして違法利用環境を再現。JASRACが運用している違法データ監視システムに自動巡回させたところ、透かし情報は一定期間内にすべて検出できたという。またFM局が放送した電子透かしを埋め込んだ楽曲からも透かし情報が検出できたとしている。
電子透かし技術は、電子透かし技術の認定作業を行った「STEP」プロジェクトに基づき、IBMとエム研、マークエニー・ジャパン、日本ビクターの技術を採用した。JASRACとRIAJは「電子透かし技術が著作権管理分野で有効に利用できることが確認できた」としている。
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