News:ニュース速報 2003年1月23日 08:14 PM 更新

2002年の国内メーカーPC出荷、台数・金額とも1割減


 電子機器メーカーなどで構成する電子情報技術産業協会(JEITA)は1月23日、2002年の国内メーカーのPC出荷実績をまとめた。輸出を含む総出荷台数は1066万1000台で前年比11%減、総出荷金額は1兆7710億円で前年比10%減だった。

 このうち国内出荷分は、台数が1002万7000台、金額が1兆6793億円でそれぞれ同11%減となった。このうちノートは559万3000台(前年比9%減)、デスクトップは443万4000台(同14%減)。デスクトップの落ち込みが激しく、ノートが占める割合は56%に達した。

 長引く景気低迷の影響からPC市場は厳しい状況が続くが、「2002年後半は上向いてきている」(JEITA)。企業が先送りしてきたリプレース・増設へのニーズも高まっている上、コンシューマ向けではTVチューナーやDVDを搭載したAVモデルへの関心が強い。

 JEITAは今後の需要拡大が見込める要素として、IT減税やリプレース需要、教育分野の情報化、AV用途、シニアユーザーの拡大を挙げている。

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