News:ニュース速報 2003年2月3日 09:40 PM 更新

デジカメ−プリンタのダイレクト印刷規格が正式に標準化

カメラ映像機器工業会は2月3日、デジタルカメラの画像をプリンタで直接印刷するための標準規格「PictBridge」を正式リリースした

 カメラ映像機器工業会(CIPA)は2月3日、デジタルカメラの画像をプリンタで直接印刷するための標準規格「PictBridge」を正式リリースした。2002年12月にメーカー6社が「DPS(仮称)」として発表したもの。

 デジタルカメラをプリンタに接続し、PCを介さずに画像をプリントするための標準規格。物理インタフェースはUSBを採用し、データ転送には専用プロトコル「PTP」(Picture Transfer Protocol)を使用する。同規格に対応していれば、デジタルカメラとプリンタがそれぞれ異なるメーカーの製品でも接続してプリント機能を利用できる。

 PictBridgeでは、カメラ側から簡単な操作で画像をプリントできる上、インデックスプリントの作成や日付を写しこんだプリントなども可能。プリンタのエラーやプリントの進行状況など、プリンタのステータスもデジタルカメラの液晶ディスプレイ上で確認できる。

 同規格はキヤノンやセイコーエプソン、ソニーなどデジタルカメラ・プリンタメーカー大手6社が提案し(関連記事を参照)、CIPAの審議を経て標準化された。CIPAのWebサイトで規格概要やロゴ認証ガイドラインなどを公開している。



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