News:ニュース速報 2003年2月12日 05:41 PM 更新

ニューロンとチップを直接接触、電気信号読み取りに成功 Infenion

独Infenion Technologiesは、生きた神経細胞(ニューロン)とバイオセンサーチップを直接接触させ、ニューロンの電気信号を読み取る「ニューロチップ」(Neuro-Chip)技術を開発したと発表した

 独Infenion Technologiesは2月11日、生きた神経細胞(ニューロン)とバイオセンサーチップを直接接触させ、ニューロンの電気信号を読み取る「ニューロチップ」(Neuro-Chip)技術を開発したと発表した。新薬を生体ニューロン上で試験して効果を確かめるなど、医薬品開発の分野での貢献が期待できるという。


 独Max Planck生化学研究所の協力で開発した。ニューロチップは通常のCMOS技術をベースとし、1平方ミリの範囲に128×128個の静電容量式センサー(8μメートル間隔)を配置。センサー上にニューロンを接触させ、ピーク差100μボルトから5ミリボルトの範囲の電圧変化を計測できる。センサーアレー上は培養液で満たされ、ニューロンを数週間にわたって破壊せずに観察することが可能だ。


 同チップ上で、カタツムリの脳から採取したニューロンの電気信号の記録に成功した。チップ上でニューロンを継続的に観察できるため、学習や記憶といった脳の働きも観察できるようになるという。同研究所のPeter Fromherz博士は「ニューロンと半導体のインタフェースに関する基礎研究がハイテクチップと出会い、夢が現実となった」と話している。


 成果は「International Solid State Circuits Conference」(米国サンフランシスコ)で発表した。

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