News:ニュース速報 | 2003年2月14日 08:44 AM 更新 |
米PC大手のDell Computerは2月13日、同社第4四半期(11−1月期)の業績を発表した。PC不況の中でも同社は好決算を続けており、第4四半期は出荷台数、売上高、営業利益ともに過去最高を記録したとしている。
売上高は97億ドルで前年同期比21%増。純利益は6億300万ドルで同32%増。1株利益は23セント。Thomson First Callのアナリスト予測通りの結果となった。
Dellによると、第4四半期の製品出荷台数は、業界が全体的にほぼ横ばいなのに対し、Dell製品は25%増を記録し、中国/フランス/ドイツ/日本という「戦略的に重要な国々」(同社)でトータル39%の製品出荷台数増を達成したという。これら市場では特にサーバの出荷台数が47%伸びたとしている。
Dellは通年の業績も発表。同社2003年度の年間売上高は354億ドルで前年比14%増。純利益は21億2200万ドルで同19%増となっている。
今後の見通しとしては、第1四半期(2−4月期)は前年同期比25%以上の出荷台数増を見込んでいる。Dellによれば、同期の業界他社の出荷台数の伸びは、平均で1けた台前半にとどまる見通し。Dell社長兼COO(最高執行責任者)のKevin Rollins氏は、2−4月期の売上高は95億ドル(前年同期比18%増)、1株利益は23セント(同35%増)と予想している。
Dellでは、1年前との比較で同社のシェアは世界市場で3ポイント、米国市場で5ポイント上昇したとしている。特にサーバ製品のPowerEdgeシリーズは、業界他社平均の5倍以上にあたる28%の出荷台数増を記録したという。
外部ストレージシステムの売上は前年比87%増。第4四半期の同製品分野の伸びは、ストレージエリアネットワーク(SAN)用のDell/EMC製品が牽引した。
Inspiron/Latitude合わせたノートPCの出荷台数の伸びも、業界他社平均の3倍近い33%増。デスクトップPCの出荷量の伸びについては、業界他社平均がマイナス3%のところ、同社のDimensionとOptiPlexは24%増を記録したとしている。
関連リンク
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.