News:ニュース速報 | 2003年2月18日 03:55 PM 更新 |
松下電器産業の100%子会社、ハイホー・マーケティングサービスは2月18日、コピーコントロールCD(CCCD)についてユーザーに意見を聞いた結果をまとめた。CCCD化で逆に売上が減ると考えているユーザーの割合は36.4%で、売上が増えると答えたユーザーを上回った。
調査はネット上の公開アンケート形式で1月15日から同28日まで実施。有効回答は3884人だった。
CCCDについては「だいたい知っている」「よく知っている」が合計85.7%で認知度は高い。同じ内容の音楽CDの場合、CCCDと通常CDでは売上枚数に変化があるかとの質問に対し、「少し減ると思う」「かなり減ると思う」が合計36.4%。「少し増える」「かなり増える」としたのは合計27.6%にとどまった。特に10代の若者は音楽CDを新品で購入している割合が70%を超えているが、CCCD化で売上が減ると答えたの割合は合計44.0%と高かった。
CCCD化で売上が減ると答えたユーザーからは「自分のオリジナル編集や用途による使い分けが出来なくなる」といった声が上がっている。これに対し売上が増えると答えたユーザーは「本当に欲しい人やCDで聴きたいと思う人は買う」と見ている。
同社は「コピーできないことの不便さ=売上が減る理由、コピーできないからこそ買う=増える理由とユーザーは考えているが、売上が減ると答えたユーザーのほうが多いことを考慮すると、コピーできないことの不便さを訴える人が多いことが分かる」としている。
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[ITmedia]
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