News:ニュース速報 | 2003年2月20日 05:38 PM 更新 |
韓国のメモリメーカー、Hynix Semiconductorは年内にNAND型フラッシュメモリ市場に参入する。
一部報道によると、Hynixは32Mビット/64Mビット/128Mビット品のサンプル出荷を開始した。今年後半には1Gビット品の出荷も計画しているという。
Hynixは世界3位のDRAMメーカーだが、経営不振で独Infenion Technologiesや米Micron Technologyに事業売却を交渉したものの、破談になっていた過去がある。NANDフラッシュ市場に参入することで、汎用DRAM頼みの企業基盤を改善する狙いがあるようだ。
NANDフラッシュは主に画像記録用などに使用されており、デジタルカメラやカメラ付き携帯電話などの急速な普及で、市場は今後も成長が続くと見られている。
同市場は東芝と韓国Samsung Electronicsがほぼ独占している。東芝は汎用DRAMから撤退後は高収益が見込めるNAND型フラッシュに経営資源を集中、半導体事業部門を再建している。
関連リンク[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.