News:ニュース速報 | 2003年3月5日 08:42 PM 更新 |
2004年春に放送開始を予定しているモバイル放送は3月5日、手のひらに載るサイズの試作端末を公開した。
2002年末にリリースされた第2世代小型LSIを搭載した初の試作端末。3.5型液晶ディスプレイを搭載し、サイズは75(縦)×112(横)×22(高さ)ミリ、重さはバッテリーとアンテナ込みで約200グラムとなっている。これまで展示会などで公開してきたデモ用肩掛け型端末と比べ、体積で約14分の1、重量で約17分の1の小型軽量化を達成した。
試作端末はLSIチップセットの技術検証を目的に製作したもので、受信部以外はサービス開始時に発売される製品とほぼ同等という。LSIの最終評価を経て、5月初旬には実際にSバンド(2.6GHz)の電波を受信できる試作端末が完成する予定としている。
モバイル放送は人工衛星とSバンドを使用して移動体向けに放送サービスを行う。音楽番組が約60チャンネル、ニュースや子ども向け、エンターテイメントなど約10チャンネルの合計約70チャンネルを予定している。
同社には東芝やトヨタ自動車、日本テレビ、韓国SK Telecomなどが出資している。
[ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.