News:ニュース速報 | 2003年4月22日 07:35 PM 更新 |
大日本印刷は、グリッドコンピューティングシステムを構築できるソフト「AD-POWERs」を4月24日に発売する。注目されているグリッドコンピューティングだが、構築には高額なコストが必要なのに対し、同ソフトは1ネットワークセグメント(セグメント内のPC台数は無制限)当たり19万9800円と低価格なのが特徴だ。
2002年6月に同ソフトを開発、企業や大学での評価をフィードバックした上で製品版を発売する。市販ソフトに組み込み、企業内の遊休PCを活用した分散処理を行える。例えば画像処理ソフトに組み込めば、PC1台では数十時間かかる処理を、PC10台を使って10分の1程度に高速化することが可能としている。
Windows上で動作し、開発用にVisual C++ Development Systemを使用する。将来は他OSやVisual Basicへの対応も計画している。
販売は子会社の大日本商事を通じて行い、サイトで申し込みを受け付ける。5月にはSI事業者向け販売も始める予定。
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