News:ニュース速報 2003年5月12日 04:58 PM 更新

CRLとアッカ、モバイルシームレスアクセスを共同研究


 独立行政法人の通信総合研究所(CRL)とアッカ・ネットワークスは5月12日、モバイル環境でPHSや無線LANを自動的に切り替えながら通信を続けることができるシームレスアクセス技術の共同研究を始めたと発表した。6月から公募モニターによる実験をスタートする。

 CRLが開発した異種無線システム間シームレスネットワーク基盤技術「MIRAI」と、無線/有線LAN、PHSの自動接続切り替えが可能なPC用ローミングソフトを使用する。「料金優先」「速度優先」などを指定し、各接続方法を自動的に選択してインターネットにアクセスしてくれる。無線LANスポットでは無線LAN、それ以外の街中ではPHSと環境に応じたアクセス手段の切り替えが容易になる。

 実験は6月23日から8月8日まで。NTTコミュニケーションズ「OCN」でアッカのADSLを利用しているユーザーを対象に、関東圏の100人を公募する。Windows XP搭載ノートPCとカード型PHSのユーザーであることが条件。無線LANアダプタは貸し出す。参加費は無料。申し込みはWebサイトから。

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