News:ニュース速報 2003年5月13日 08:10 PM 更新

目黒区役所、庁内ネットをLinuxで構築


 日本アイ・ビー・エム(IBM)は5月13日、東京都目黒区役所の庁内ネットワークをLinuxで構築、本格稼働を始めたと発表した。

 同区は今年1月に実施した区庁舎移転に伴い、庁内ネットワークを整備した。RedHat Linuxを搭載したXeonサーバ「xSeries」8台と、職員向けWindowsクライアント約300台で構成する。

 クライアントからLinuxサーバへのアクセスする際にクライアント認証を行うサーバを二重化(ホットスタンバイ)して可用性を向上させた。ホットスタンバイはSambaとLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を組み合わせることで実現している。「オープンソースを大幅に取り入れることで、障害に強いシステムを低コストで実現した」(日本IBM)。

 今後、同システムを基盤としたグループウェアや、セキュリティを強化するICカードシステムの導入も計画している。

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